伝統とお祭り
ミラッツォ本来の生活スタイルは、年間を通して生活のリズムを刻む数多くの宗教行事に現れています。伝統との結びつきは今なお強く、町の規模はもはや田舎ではないほど大きくなってはいますが、宗教的祝祭とのかかわりは現在もまだ残っています。
聖なる復活祭は宗教行事の期間の初めを象徴し、人々が春の到来を祝う時です。復活祭のおり、ミラッツォのボルゴ・アンティーコ地区で、スペイン時代の宗教裁判所で手厚くもてなしていた宗教劇を見ることができるでしょう。
もし、3月19日の聖ジュゼッペの祝祭が、四旬節の期間である灰の水曜日からの40日間または復活祭の日にあたると、復活祭後の最初の日曜日に町を長い道程にわたり運ばれ、香りの良い花びらに降り注がれる聖ジュゼッペを祝う行事が行われます。
5月上旬に祝されるパオラの聖フランチェスコは町の守護聖人の一人で、ミラッツォの歴史的地区にある独特な魚市場を日々提供する、漁師やその漁船団の守護者でもあります。伝承によるとパオラの聖フランチェスコは、シチリアとカラブリアを分ける水上に彼のマントを敷き、その上を歩いて渡ったとしており、この出来事の記念として音楽バンドの演奏の中、お祭りの行列は船団と花輪の投下とともに海上で行われ、その音楽バンドもまた単独で乗船し行列に同行しています。祝祭の最後の締めくくりには、パオラの聖フランチェスコが彼の教会に再び運び込まれた後、花火が打ち上げられます。
6月12日の夜から13日の朝にかけて、ミラッツォ岬の岩壁に掘られた聖アントニオの小さな教会が、早朝に行われる最初のミサに参加するために、多くの信者が信仰の証として徒歩で向かう巡礼地となります。13日には聖アントニオの像が、光・花・音楽バンド・花火の渦の中、お祭りの行列に運び出されます。
8月末にはミラッツォのもう一人の守護聖人であり、町のドゥオーモ(大聖堂)を奉献された聖ステーファノをお祝いします。カレンダーには聖ステーファノの祝日は12月26日となっていますが、町はお祭りを活気づける為に8月としました。8月はほとんどの人々が休暇に入るため、ヴァカンス気分に浸れますし、最大のお祭り行列や花火等、企画された全てのイベントが多くの観衆を惹きつけます。
これらは市民の生活リズムを刻む、数多くある宗教的催事のほんの一部です。ですからおそらく、ミラッツォでの滞在中に皆さんはこれらの催しの一つまたは、町にあるたくさんの教会が企画するいろいろな昔のお祭りに楽しく関われるでしょう。 |
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